2025年1月6日
山口重工業株式会社
代表取締役社長兼CEO 山口豊和
新年明けましておめでとうございます。
昨年の2024年1月1日に発生した能登半島地方を震源とする大きな地震、及びそれに伴う津波により、犠牲になられた方々に深く哀悼の意を表するとともに、被災された皆様へ謹んでお見舞い申し上げます。
さて、本日より2025年(令和7年)の仕事始めとなります。昨年も一日一日を全力で取り組んで参りました。本年は、創業76周年の年でもあります。本年もお取引先皆さまと一緒に素晴らしいものにしていきたいと考えています。
昨年の2024年は人的資本の開示に伴い資金調達面でのポジティブ・インパクト・ファイナンスによる寄付型私募債等を金融機関様より引受いただくことで高等教育機関へ寄贈することもでき、産学連携を致しました。また自然資本の運用や、GX国債の「クライメート・トランジション・ボンド」の発行に伴い鉄鋼分野で実質環境負荷の少ない鋼材グリーンスチールをいちはやく使用開始致しました。日本国政府が掲げる「GX2040」は脱炭素を基本にしており、当社もPAS2080の温室効果ガス算定ガイドラインの認証をアジア初で取得しました。
2025年も世界的に分断された国家間で緊張関係が続く中、一方でESGの「気候変動対策」も早急な事業構造変革を進めなければいけません。当社は『パーパス経営2050』を策定しており、企業倫理観によるパーパスを見失うことなく成長しなければなりません。本年は“AI”の情報革命が加速する年だと思います。“英国”ではCOP29で1990年比2035年までに81%の温室効果ガス排出削減の目標を掲げました。当社も世界一の82%の温室効果ガス排出削減目標を制定しました。私たちはこの時代の潮流に逆らうことはできません。LCA全体でのTNFDサプライチェーン再構築を形成して、持続可能な“自然資本”(ネイチャー・ポジティブ)と相関する地球環境に配慮した生産革命が求められています。本年より英国のクライメートグループのSteel Zeroの取組にも日本初にて参加します。
新年を迎えるにあたり改めて社員全員が一致団結し、さまざまな知恵を出し合い社員一人ひとりの信念が合わさることで大きくなり更なる成長と揺るがない経営基盤の構築へと繋がります。本年も私は『情熱、熱意、執念』『知的ハードワーキング』『すぐやる、必ずやる、出来るまでやる』の三大精神で突き進んで、夢をカタチにしていきます。
最後になりますがお取引先皆さまと皆さまを支えるご家族の健康を祈念して年頭の挨拶とさせて頂きます。
本年も何卒よろしくお願い致します。