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2025年05月19日(月)

Climate Group発表「山口重工業がSteelZeroイニシアチブに参加」

3月26日に発表の通り、山口重工業は、Climate GroupのSteelZeroイニシアチブの日本初のメンバーとなりました。 以下の通りClimate Groupによる2月25日の発表内容を併せてお知らせいたします。



山口重工業は、国際的なイニシアチブ「SteelZero」に参加し、環境に優しい鉄鋼への深いコミットメントを発表しました。
東京に本社を置く鉄骨製造メーカーである山口重工業が、国際的な非営利団体「Climate Group」が主導するこのイニシアチブに日本企業として初めて参加するというのは、画期的な出来事です。

同社は本日、グローバルなSteelZeroネットワークに加盟し、2030年までに排出量を50%削減した鋼材を使用することを約束し、遅くとも2050年までに100%ネットゼロ鋼材の達成に向けた明確な道筋を示しています。同社は、Ørsted、Maersk、Volvo Carsといった世界有数の企業と連携しています。
山口重工業をSteelZeroの日本企業第一号メンバーとして迎えることができ、大変光栄です。メッセージは明確です。
日本におけるグリーンスチールの需要は高まっています。この市場を前進させるには、すべての企業が重要な役割を担っています。彼らのリーダーシップは、鉄鋼メーカーが移行への投資に自信を持って取り組むための鍵となります。

ですから、ここで立ち止まるのではなく、日本中の企業のサステナビリティへの取り組みを支援することに尽力しています。
共にグリーンスチール市場の創出、国内鉄鋼メーカーの支援、そして日本のカーボンニュートラル目標の達成に貢献していきたいと考えています。

クライメート・グループの重工業部門責任者 ジェン・カーソン氏


グリーンスチールへの移行をめぐる国際競争が激化する中、日本の鉄鋼業界にとって正念場を迎えています。山口重工業の取り組みは、グリーンスチールに対する国内需要と市場の拡大を示しており、供給力強化の必要性を改めて示しています。
企業からの需要拡大は、日本の鉄鋼業界におけるグリーンスチールへの移行を推進する鍵であり、日本の鉄鋼メーカーにクリーン生産方式への投資への自信を与えています。

Climate Groupが主導するSteelZeroは、鉄鋼業界における世界的なネットゼロへの移行を加速させるため、主要企業を結集しています。
Climate Groupは、システム全体の脱炭素化を目指す複数のイニシアチブを主導しており、その中には、100%再生可能エネルギーへの転換を目指す世界で最も影響力のある企業のネットワークであるグローバルRE100イニシアチブも含まれます。SteelZeroには、アサヒグループ、パナソニック、ソニーなど、日本に本社を置く89の企業が加盟しています。
SteelZeroに参画できることを大変光栄に思います。気候変動問題は鉄鋼業界にとって喫緊の課題であり、SteelZeroへの参画を通じて、世界のリーディングカンパニーと共に脱炭素化の取り組みを推進できることを大変心強く思います。
当社は、革新的な技術の活用と積極的な投資を通じて、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

山口重工業株式会社 代表取締役社長  山口豊和

Climate Group HP:https://www.theclimategroup.org/our-work/news/yamaguchi-heavy-industries-joins-steelzero-initiative